外科・皮膚科

SURGERY・DERMATOLOGY

外科・皮膚科について

女性は、お尻や外陰部のしこり、痔や肛門部の痛み、乳房や腋窩のしこりなど、なかなか見せずらいデリケートな部分にトラブルが起きやすいです。また、婦人科、乳腺科ではなく、皮膚科なのか内科なのかなど悩んでしまい、受診するのにためらって悪化させてしまうということもあります。

どこに相談したらよいかわからない症状でお悩みの方や、受診した方がよいかお悩みの方もお気軽にお越しください。

当院は医師も含めてすべて女性スタッフが対応いたします。また、治療が必要な場合、外科専門医・産婦人科専門医が小手術も行っております。さらに高次医療が必要と診断した場合はご紹介も行っております。

問診票はこちらからダウンロードできます。

お願い

当院では、女性特有のお悩みも保険一般診療で診察しております。診察時間は10分程度とさせていただきます。問診票を参考に、あらかじめ情報をまとめておいていただきますと助かります。場合によっては、ご相談の上、自費ピル処方など保険外診療に切り替える場合もございます。
また、必要に応じて後日再診や他の医師受診をお勧めする場合もございます。ご了承ください。

こんな症状がある方を
診察いたします

TROUBLE

  • お尻まわりの違和感やしこり、出血などを診察します。
  • いぼ痔(内痔核・外痔核)、切れ痔(裂肛)、あな痔(痔瘻)や、肛門ポリープなどがあります。
  • 軟膏でコントロールが難しい方は痔核硬化療法(ALTA治療)や手術の適応になります。その場合は専門医をご紹介いたします。
下痢、便秘、過敏性腸症候群
  • 排便障害が痔の原因になる場合があります。痔の治療と合わせて下痢や便秘の治療を行ったほうが良い場合があります。また、下痢と便秘を繰り返す過敏性腸症候群の治療も行っております。必要に応じてレントゲンや腹部エコーなども行います。
ケガ、打撲、虫刺され・犬に噛まれたなど
  • 小さな傷の縫合・処置、破傷風ワクチン投与、湿布処方などを行います。
  • 他院で縫合した傷の抜糸も対応できます。
  • 当院は労災には対応しておりません。
皮下腫瘤
  • 脂肪腫、血管腫といった皮下腫瘤は表在エコーで確認し、小さなものは局所麻酔で切除します。
  • 皮下腫瘤はリンパ節腫大の場合もあります。鼠径部、腋窩部、頚部などに触れやすいです。細菌・ウイルス感染や腫瘤など、さまざまな原因があります。必要に応じてエコーや細胞診などを行い、適切な治療をすすめます。
  • 鼠径部の変化する腫れは、まれに鼠径ヘルニアの場合もあります。
皮膚腫瘤、粉瘤
  • 乳頭部や脇の下には、粉瘤や軟線維腫といった、皮膚のしこりもできやすいです。
  • 粉瘤は毛穴がつまり、膿(うみ)がたまってしまったものです。切開排膿(膿を出す処置)や、膿がたまった袋を切除する根治術を行います。
  • 軟線維腫は皮膚にできる腫瘤です。乳輪・乳頭などにできやすく、加齢や摩擦が原因と言われています。比較的簡単に切除できます。首にできる小さいものはアクロコルドンともいいます。
  • イボはウイルス感染によるものや日光、刺激によるものなどがあり、実は診断が難しいです。
  • 尋常性疣贅・扁平疣贅はヒトパピローマウイルス感染が原因のイボです。一般的には液体窒素で治療します。1週間に1度程度の通院が数回必要です。状況に応じて、外科的切除も行います。炭酸ガスレーザー治療法(保険適応外)もありますが、当院では行っておりません。(2021年10月現在)
ケロイド・肥厚性瘢痕
  • ケロイドとは傷が盛り上がり目立つようになったものです。体質によりケロイドができやすい方がいて、誘因なくできることもあります。
  • トラニラスト(リザベン)内服:1日3回の内服を数ヵ月続けます。
  • ドレニゾンテープ貼付:ステロイドを含有したテープを貼ることで炎症を鎮めます。長期間かかることもあり、ケロイド部分が軟化したら注射や切除を追加することもあります。
  • ケナコルト注射:ケロイド部に直接ケナコルトを打つ治療です。数日から数週間で効果が表れます。
    効果が強すぎて逆にくぼんでしまう場合もあるため、量や回数を調整しながら、月1回程度の間隔で数回に分けて行うことが多いです。注射の痛みがあるため、局所麻酔(キシロカイン)を用いる場合があります。
  • ケロイド切除:小さなものは切除します。
    術後は再発予防のために、テープ貼付やリザベン内服をしていただきます。大きなものや、術後に再発防止のため放射線照射を行ったほうがよい方などは、当院では治療をおこなっておりませんので、ご紹介になります。
  • レーザー治療(保険適応外):当院では行っておりません。
皮膚炎・かぶれ・びらん
  • 乳房は、皮膚が薄くて乾燥しやすく皮膚炎が起きやすいです。また、乳輪乳頭部は分泌物などのためかぶれることがよくあります。ごくまれですが、乳頭びらんから診断される乳がんがあります。
  • デリケートゾーンの皮膚はムレやすく、カビ(真菌)などが繁殖することがあります。また、感染による皮膚炎や皮膚腫瘤が出現することがあります。外陰部にバルトリン腺膿瘍というしこりができることもあります。
  • 脇の下や外陰部は毛が多く、毛嚢炎や粉瘤の好発部位です。
  • 乳腺科・婦人科・皮膚科、どちらを受診したらよいか悩む場合も、ご相談ください。
その他下記のような一般皮膚科診療を行っております。
  • ニキビ、蕁麻疹、ヘルペス、帯状疱疹、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、乾癬、爪周囲炎、ウオノメ(鶏眼)、タコ(胼胝)など
  • 基本的には保険適応で行っております。
  • 帯状疱疹はワクチンも取り扱っております。予防接種・ワクチンについて詳しく見る

ニキビ

ACNE

写真:ニキビ

ニキビとは毛穴の炎症です。毛穴の中には皮脂の分泌をする皮脂腺があり、ここにトラブルが起きてニキビとなります。
ニキビは段階的に進行し変化していきます。それぞれの段階に合わせた治療が必要になってきます。

ニキビの種類

イメージ:白ニキビ

白ニキビ

毛穴に皮脂が詰まり膨らんだもの。

イメージ:赤ニキビ

赤ニキビ

ニキビ菌が増殖し炎症が生じたもの。

イメージ:黒ニキビ

黒ニキビ

毛穴が広がり、酸化された皮脂が黒く見えるもの。

イメージ:白く膿んだニキビ

白く膿んだニキビ

毛穴に膿がたまったもの。

ニキビの発生メカニズム

  1. イメージ:皮脂分泌増加皮脂分泌増加
  2. イメージ:毛穴のつまり毛穴のつまり
  3. イメージ:アクネ菌の増殖アクネ菌の増殖

皮膚の表面には角質があります。角質は約1か月で古いものから新しいものに入れ替わりますが、このバランスが乱れると、
角質が毛穴の出口をふさいで、毛穴のつまりの原因になります。

保険適応の治療法

  • 角質を薬剤で剥がすことが、基本の治療になります。
  • 抗生剤(飲み薬や軟膏)
    毛穴が詰まりアクネ菌が増殖し、炎症が起きている場合、合わせて用います。

保険適応外の治療法

  • ピル
    皮脂分泌が多い場合も、毛穴のつまりの原因になります。ホルモンのバランスが崩れて男性ホルモンが過剰になると分泌が増えます。女性の場合、ピルがニキビに効果的な場合があります。

ニキビの原因

  • ご自分で改善が可能な原因
    • スナック菓子
    • 脂肪分の多い食事
    • 喫煙
    • 紫外線(日焼け)
    • 不適切なスキンケア
  • 可能な限り避けた方が良いもの
    • ストレス
    • 睡眠不足
    • 便秘
  • ご自分で調整が難しいもの
    • ホルモンバランスの変化

ニキビのスキンケア

日焼け止めは必ず行いましょう。ニキビの栄養素となる成分が含まれていない、ノンコメドジェニックテスト済みの日焼け止めを使いましょう。

洗顔は刺激の少ないものをよく泡立てて強くこすらないようにして行いましょう。保湿は余分な皮脂の分泌を抑えるために大切です。やはり、ノンコメドジェニックテスト済みのものを使用しましょう。

ニキビの治療

角質の増加を抑える治療

アダパレンゲル(ディフィリン)
白ニキビ・黒ニキビで用います。
過酸化ベンゾイルゲル(ベピオ)
いずれのニキビでも使用します。過酸化ベンゾイル(BPO)には殺菌効果とピーリング効果があります。
過酸化ベンゾイルゲル+クリンダマイシンゲル(デュアック)
過酸化ベンゾイルと抗生剤が一緒になったものです。赤ニキビなど炎症を起こしているものに使います。
アダパレン+塩化ベンゾイルゲル(エピデュオ)
皮膚の刺激が強いため、炎症が強く難治性のニキビに使うことが多いです。
アゼライン酸クリーム(保険外)
アゼライン酸は穀物に含まれる成分で、角質を剥離する効果があります。他の外用薬が刺激が強く使えない方などに適応されます。また、ニキビが改善した後に、再発予防に使う場合もあります。(1本1980円(税込)
ケミカルピーリング(保険外)

アクネ菌の増殖を
抑える治療

抗生剤内服
ミノマイシン、ビブラマイシン、ロキシスロマイシンなど
抗生剤外用薬
クリンダマイシン、ナジフロキサシン、オゼノキサシンなど
過酸化ベンゾイル

皮脂分泌を抑える
ホルモン治療

ピル(保険外)
女性ホルモンバランスを整え、男性ホルモン優位で起きる皮脂分泌の増加を抑えます。当院は婦人科も行っているため、ピル関連の副作用・副効果についても説明し対応いたします。
ピルについて
スピロノラクトン(保険外)
男性ホルモンを抑える薬です。利尿作用があるため、内服中は水分をたくさんとる必要があります。

ビタミン剤

ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE、ビタミンAなど
ニキビ治療の補助薬として処方することがあります。

漢方薬

十味敗毒湯
アクネ菌の抗菌効果に加え皮脂の抑制効果があります。
荊芥連翹湯
アクネ菌の抗菌効果や炎症を鎮める効果があります。
清上防風湯
アクネ菌の抗菌効果や炎症を鎮める効果があります。
桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、加味逍遙散
月経に関連して増悪するニキビに効果があります。
桂枝茯苓丸加薏苡仁
月経関連ニキビで炎症の強いものに使用します。

面皰圧出術

面皰圧出術
黒ニキビの時に皮脂を圧出することがあります。炎症があるときにつぶすと悪化したり、ニキビ跡になったりするのでご自分で処置するのはやめた方がよいでしょう。

ニキビ跡の治療

ニキビの跡がシミ(炎症性色素沈着)になることがあります。 炎症性色素沈着は、適切なスキンケア(保湿・日焼け止め)を続けていると自然に軽快してきます。シミ治療として、ビタミンC美容液やハイドロキノンなどを合わせて行うと効果的です。
肝斑・シミについて

ニキビの跡の皮膚が盛り上がってしまったり、くぼんでしまったりすることがあります(肥厚性瘢痕・陥凹性瘢痕)。 瘢痕はなかなか治療が難しいですが、ピーリングやフラクショナルレーザー(当院では施行なし)やトレチノイン+ハイドロキノン療法などを行います。肥厚性瘢痕にはステロイド注射を使うこともあります。

肝斑・シミ治療はこちら
クリニック限定化粧品はこちら

肝斑・しみ

MELASMA・SPOTS

写真:肝斑・しみ

肝斑・しみ治療は下記をご覧ください。

肝斑・しみについて詳しく見る

クリニック専用化粧品

DOCTOR’S COSMETICS

写真:クリニック専用化粧品

クリニック専用化粧品は下記をご覧ください。

クリニック専用化粧品について
詳しく見る

当院で可能な検査

INSPECTION

写真:当院で可能な検査

骨密度検査(DEXA)、胸部レントゲン、腹部エコー、甲状腺エコー、頚動脈エコー 肛門鏡、創縫合セット、心電図検査、体組成計、血液検査、マンモグラフィ、乳腺超音波(エコー)、穿刺吸引細胞診、乳腺針生検・マンモトームによる組織検査、婦人科検診台、子宮エコー、コルポスコピー

※CT、MRI、PET-CT検査などは連携病院にて行っております。
検査はすべて女性技師・女性医師が行います。

六本木ブレストレディースクリニック クリニック情報

ご予約の方優先となります。 初診の方は診察終了間際にはお受けできないことがございますので、30分ほどお早めにお越しください。

                                
診療時間
日/祝
9:00~13:0010:00~13:00 9:00~13:30
15:00~18:30
   

診療時間
月:9時-13時/15時-18時半
火水木:10時-13時/15時-18時半
土:9時-13時半
休診日:金日・祝日
受付開始は10分前です

   

※診療担当医師は担当医表をご覧ください。

駅近アクセス良好な、麻布・六本木地区初の乳腺外科クリニックとして皆さまをお待ちしています。
来院に便利な場所で、できる限りお待たせせずに迅速な検査や対応を提供します。

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住所
東京都港区六本木6-7-10 簗場ビルB1F
最寄り駅からのルート
「六本木駅」3番出口から徒歩1分 六本木交差点から芋洗坂を少し下ったところにあります。 郵便局が目印です。1階の専用階段からお入りください。 奥にエレベーターもございます。

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