女性の薄毛治療 FAGA治療

女性の薄毛(FAGA)について

女性の薄毛は、FAGA(Femwomanale AndroGenetic Alopecia)とも呼ばれます。
薄毛も男性のようにおでこや頭頂部が大量に抜けるものではなく、全体的に薄くなり地肌が透けてくるようなもので、「びまん性脱毛」と言われます。

具体的には以下のような症状です。

  • 髪が細くなり、ハリやツヤがなくなってきた
  • シャンプーの時に、髪が手に巻きつく
  • 髪の分け目やつむじの髪が薄くなってきた
  • 地肌が目立つようになってきた
  • 髪のコシがなくなり、全体的にボリュームがなくなった

 

女性と男性で薄毛の状況が異なるのは、その原因が男女で違うことが原因です。
そのため、女性の薄毛に使う薬も異なってきます。

 

女性薄毛の原因とヘアサイクル

女性の頭髪は、毛根から数本の毛髪が2~6年で育ち、抜けていくというサイクルを繰り返しています。
これを「ヘアサイクル」と言います。
ヘアサイクルを正常に保つために、女性ホルモンが大きく影響しています。
そのため、女性ホルモンバランスが乱れてくる、更年期の40~50歳代の女性で、抜け毛に悩まれている方が増えてきます。
他にもヘアサイクルが乱れる原因には以下のようなものがあり、最近は生活習慣の変化によるストレスなどから、若い方でも薄毛に悩まれる方が増えています。


ヘアサイクルが乱れる原因

・生活習慣・・・・・睡眠不足、ダイエット、アルコールや喫煙など

・ストレス・・・・・自律神経の乱れから頭皮の血流が悪くなります。

・加齢・・・・・・・女性ホルモンの減少により、抜け毛が増加します。

・過度なヘアケア・・頭皮のダメージで抜け毛が悪化します。


上記の他に、遺伝的な要因や乳癌のホルモン療法の影響なども関連します。

※ 抗がん剤治療中や治療後に脱毛や薄毛になった方は、こちらをご覧ください。

 

このように様々な原因で、正常では2~6年のヘアサイクルが短くなり、正常な毛が育たないうちに数か月で抜けてしまう様になります。
ヘアサイクルは毛髪1本毎に違うため、徐々に抜け毛が増え、頭髪全体の薄毛が進行していきます。

ヘアサイクルに大きくかかわっているのは「毛母細胞」です。

 

毛母細胞の活性化

毛母細胞は毛根の中にある細胞で、この毛母細胞が分裂することによって毛が伸びて育っていきます。
ヘアサイクルの乱れは、毛母細胞の分裂が止まってしまうことが原因です。
そのため、毛母細胞の栄養不足や血流不足などの影響により、毛の成長が止まると言われています。
また、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が毛母細胞に結合して、成長を止める働きをしてしまうことが関与しているとも言われています。
このジヒドロテストステロンは、男性ホルモンであるテストステロンから5α-還元酵素によって作られますが、この働きや頭髪への影響は、遺伝も関連することが知られています。

 

治療方法

女性の薄毛治療の基本はミノキシジルになります。
ミノキシジルは、頭皮の血流を増加し、毛母細胞を活性化させることで、育毛を促進します。
男性の薄毛治療で用いられる、5α-還元酵素阻害剤(フィナステリド、デュタステリド)は女性は使用できませんのでご注意ください。

ご相談して以下の治療を組み合わせておこないます。

 

ミノキシジル

飲み薬と塗り薬があります。(注入薬もありますが、当院では取扱ございません。)
頭皮の血流を改善して毛細胞を活性化し育毛を促します。
ミノキシジルを開始すると、古い毛髪が健康な新しい毛髪に押し出され、抜け毛が一時的に増える「初期脱毛」がみられることがあります。そのため、効果が実感できる1-3か月間は使用し続けることが大切です。
ミノキシジルは医師の診察が必要です。

 

ミノキシジル塗布薬(ローション)

男性は、濃度5%以上のミノキシジルを使いますが、女性は1-2%のものが使われます。女性が濃度を濃くしても効果は変わらず副作用が増加すると報告されています。
ミノキシジル塗布薬に含まれているプロピレングリコールで、頭皮のかぶれがみられることがあるため、当院ではこれが使用されていないものを採用しています。 詳細はこちら

 

ミノキシジル内服薬(タブレット)

男性は、1日5~15mgを内服しますが、女性は1日2.5~5mgを内服します。やはり塗り薬同様に、女性が高濃度を内服しても、副作用の方が増しますので医師の指示通り内服してください。副作用は動悸や息切れなどがあります。無症状でも肝障害が出る方もいるため、当院では内服1か月後に採血で確認をいたします。詳細はこちら

 

スピロノラクトン

男性ホルモンを抑制し、抜け毛の原因であるテストステロンが毛に作用するのを押さえます。
ニキビの抑制効果もあります。乳房痛や分泌異常などの副作用が出ることがあります。処方には医師の診察が必要です。詳細はこちら

 

育毛サプリ ルグゼバイブ

パントテン酸をはじめ育毛に良い成分が含まれています。
プラセンタや成長因子が含まれており、美肌やエイジングケア効果もあります。診察なしでも購入が可能です。詳細はこちら

 

診察の流れ


  1. 医師の診察(要予約):対面・オンラインいずれも可
  2. ご相談の上、お薬を決めます。
    1年以上採血したことない方は、血液検査を施行します
  3. 約1か月分お薬を処方します。
  4. 1か月後再診 血液検査を行います。
  5. 結果を確認し、問題がなければ継続処方
    最大6か月分まで処方します
  6. 半年毎診察(要予約):対面・オンラインいずれも可
    ご希望の方には採血も行います。
    ご来院の場合は頭皮や毛髪の写真撮影が可能です。

 

頭部毛髪の写真撮影について

頭皮や毛髪の写真を撮影させていただき、治療効果の確認を容易にすることができます。
撮影した画像は電子カルテ内に保管し、そのほかの用途で使用することはございません。
撮影をご希望されない方は行いませんのご安心ください。

 

費用・価格

薄毛治療は保険適応はないため、自費診療になります。
ただし、初回に医師が診察し、円形脱毛症や脂漏性脱毛症などの保険適応の病気と診断した場合にはそのご案内をいたします。

価格表(税込)

  • 初診料(自費):2200円
  • 再診料(自費):990円
  • 血液検査(自費 育毛治療用):2200円
  • ミノキシジル2%塗布薬 1本 :6600円(約1か月分)
  • ミノキシジル2.5mg内服薬 100錠 1ケース :12100円(約2か月分)
  • スピロノラクトン25mg 60錠 :3300円(約1か月分)
  • ルグゼバイブ 90錠 :9900円(約1か月分)

※当院で処方した薬剤につきましては、返金は受け付けておりません。同時に複数個購入される場合は十分に御考慮下さいますようお願い申し上げます。

 

注意事項

当院で処方するものは医薬品です。薬品により、別途お渡しする説明書の通り、副作用が出現する場合もございます。薬剤により使用前検査や使用後検査が必要なものもございます。安全にご使用いただくために、医師の説明と用法用量を守って正しく服用いただくようお願いいたします。

 

六本木ブレストレディースクリニック クリニック情報

ご予約の方優先となります。 初診の方は診察終了間際にはお受けできないことがございますので、30分ほどお早めにお越しください。

                                
診療時間
日/祝
10:00~13:00 9:00~13:30
15:00~18:30
   

診療時間
月-木:10時-13時/15時-18時半
土:9時-13時半
休診日:金日・祝日
受付開始は10分前です

   

※診療担当医師は担当医表をご覧ください。

駅近アクセス良好な、麻布・六本木地区初の乳腺外科クリニックとして皆さまをお待ちしています。
来院に便利な場所で、できる限りお待たせせずに迅速な検査や対応を提供します。

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住所
東京都港区六本木6-7-10 簗場ビルB1F
最寄り駅からのルート
「六本木駅」3番出口から徒歩1分 六本木交差点から芋洗坂を少し下ったところにあります。 郵便局が目印です。1階の専用階段からお入りください。 奥にエレベーターもございます。

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