プラセンタ
内科・外科 婦人科
プラセンタとは胎盤エキスのことです。栄養豊富な胎盤のエキスは、自然治癒力を高め、炎症を抑える効果があることから、創傷治癒促進、抗酸化作用、滋養強壮、疲労回復、代謝上昇、体質改善といった目的で、古くから秘薬として重宝されていました。
現在ではプラセンタには成長因子(グロースファクター)が含まれており、これが体内の正常細胞を増進させることで効果があらわれると考えられています。
現在日本で使用されている、プラセンタ注射はラエンネックとメルスモンと2種類あり、いずれもヒト由来の胎盤です。医薬品としても認可されており、適応は更年期障害、乳汁分泌不全、慢性肝疾患になります。しかし、適応外にも様々効果があること、容量反応性に効果があることなどから、美容や滋養強壮目的に自己負担で用いられることも多々あります。
【期待される効果】
効果の出方には個人差があります。
保険適応:更年期障害、乳汁分泌不全、慢性肝疾患
保険適応外:主なもの
胃潰瘍、口内炎、便秘、喘息、鼻炎、アトピー性皮膚炎、生理痛、冷え性、
リウマチ、関節痛、腰痛、肩こり、眼精疲労、自律神経失調症、滋養強壮、疲労回復、
アトピー性皮膚炎、美白、にきび、しみ、しわ、たるみ、肌荒れ、アンチエイジング
【副作用と注意点】
副作用はほとんどありません。ですが、下記のような注意点もあり、初回投与前にご説明し、承諾書をいただいております。
ごくまれに注射部位の痛みや発赤など反応が出ることがあります(3.7-7.1%)。
プラセンタはホルモンではないので、乳がんの方へも投与は可能です。ただ、わかっていないことも多いため、医師と相談の上、投与決定をお願いいたします。
プラセンタ注射はヒト胎盤から作られています。そのため、ウイルス感染リスクの対応が必要です。過去に日本で感染したという報告はありませんが、プラセンタ注射を受けた方は念のため献血をすることができません。投与した方の記録は保管させていただいております。
プラセンタの飲み薬はウマ胎盤など、ヒトから作られたものではないので、献血は問題なくできます。
六本木ブレストレディースクリニック
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