月経移動(生理日移動)
内科・外科 婦人科
●月経日(生理日)はコントロールできます
旅行・プール・スポーツ試合・結婚式など、大事なイベントの際に生理が重なってしまったときにピルを使うことで生理の日を移動させることができます。
現在月経移動に使用できるピルはプラノバールと言います。1日1または2錠飲みます。以前使用されていたものよりは副作用は軽いですが、それでも少し吐き気や頭痛が出る方はいます。またやや含まれているホルモンの量がやや少なく、やや効果の切れが悪いため、個人差が大きかったり、生理再開日が数日ずれ込んだりすることもあります。
いずれにしろ急に変えることはできませんので、早めにご相談いただけますようお願い申し上げます。
月経移動には生理を早める方法と遅らせる方法があります。それぞれにメリット・デメリットがあります。
生理を早める方法
早める方法は、避けたい生理周期より、さらに前の生理の頃には来ていただく必要があります。ですが、イベント中にピルを飲まなくてよいという利点もあります。また、うまく早められないとイベントと生理が重なってしまうこともあります。
生理が始まってから5日目までの間にピルを飲み始めます。早めたい日の5日前まで飲み続けます。飲み終えてから4~5日でいつもより少ない量の生理がきます。ですが、生理が来るのが7~10日になる方もいるので、もしイベントまでに来ない場合はさらに追加でピルを再開し、逆に遅らせなければならないこともあります。
生理を遅らせる方法
遅らせる方法は生理を避けたい日の1週間前までに来ていただければ、ほぼ確実にイベントを避けられます。ただ、イベント中もピルを飲まなければならない、わずらわしさがあります。
生理を避けたい日の5日前までにピルを飲み始めます。月経を避けたいイベントが終わるまで内服いただきます。ピルを飲んでいる間は生理が来ませんが、もし少量の出血がみられるようなら1錠追加で飲んでいただきます。飲み終わって3~6日で月経が来ます。そこからまた月経周期が始まりますので、避妊等お気を付けください。
低用量ピルをお飲みの方が月経移動させる方法
低用量ピルをお飲みの方は、その飲み方を変化させることで月経を移動させることができます。現在使用されているピルの種類によって、少し飲み方が多少変わります。
詳しくは直接お問い合わせください。 (ピル初回指導料2000円+消費税をいただきます)
六本木ブレストレディースクリニック
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